リピーティングが難しくてできない時の解決法【経験談】

勉強法・やり方

こんにちは、どりどりです。

このブログでは、英語を独学でスラスラ話せるようになるためのノウハウを解説しています。

迷えるどり
迷えるどり

リピーティングで勉強してるけど、全然言葉が出てこない・・

心が折れてるんやけど、どうやったらできるようになる?

この記事では、以上のようなリピーティングを試してみたがうまくできずに悩んでいる方に向けて、解決法をお伝えします。

●この記事の内容
・リピーティングが難しくてできないときの解決法
・リピーティングをやる上で注意すべきこと

当ブログの運営人であるどりどりは、TOEIC600点代からスタートし、楽しみながら英語学習をするうちに825点を取得し、留学・機関の海外インターンを経た後現在は仕事で英語を使うに至るほど英語力を伸ばしてきました。

この記事を読めば、リピーティングが難しくて英語学習を挫折するということなく、自分に合ったレベルでコツコツ継続して英語力をアップさせることができます。

3分で読めますので、ぜひ最後までご覧ください。

リピーティングとその効果

リピーティングとは、英語の学習法の一つで、英語音声の一文やチャンク(意味のひとかたまり)が読まれてから、ポーズをあけて真似をして発声することです。

スクリプトを見るタイプと、見ないタイプがありますが、どりどりは圧倒的に見ないで行うことを推奨しているので、そちらを前提にお話していきます。
※見ないで行うことをおすすめしている理由は、後半で触れています。

リピーティングの効果としては、

・文章の構成力が上がる
・短期記憶が向上して、リスニングやスピーキングで役に立つ
・ボキャブラリーが増える
・正しい発音や音声変化を身につけることができる

などが挙げられます。

しかし一言一句を聴き取るだけでなく、その音と意味を自分で発声して再現する必要があるため、難易度が高くなかなかうまくできないと感じる学習者が多いのが事実です。

リピーティングが難しくてできない時の解決法4つ

では、難しいリピーティングをできるようになるための解決法をお伝えします。

①長く多階層の文章でやらない

1文が長いものや、構文的に階層が多いものは複雑になってしまうので初心者には良くないです。

具体的に以下のようなものを指します。

As consumers pay more attention to package labels, and legislation starts requiring food companies to be upfront about what goes into their products, downsizing has become a popular way for good businesses to deal with increasing pressure to cut calories and boost healthiness in processed foods.
消費者はパッケージのラベルにこれまでより注意を払っていますし、法律は製品の成分を開示することを食品会社に義務づけ始めています。ですから、加工食品のカロリーを減らしてもっと健康にいいものにするようにという圧力が高まり、その圧力への対処法として、少量化が優良企業の間で一般化したのですね。

英文・訳引用:ゴクガル NHKエデュケーショナル

この文章では、ASの中に入るかたまりがcomsumers…labels とlegislation…products まで続いた後、ようやくdownsizingが主語になり、さらに内容が続いています。

こうした文章のリピーティングは、チャンクを掴み、短期記憶することを複数回くり返せるようになって可能になるため、まずは短いチャンクを聴いて発声できるようになることが先決です。

②より短く文やチャンクを切る

自分が聴き取り可能になるまでチャンク(意味のかたまり)を短く区切ることが有効です。

最初は単語レベルでも大丈夫です。

イメージとしては、

虫食いのように、単語レベルで聴き取れたパーツを組み合わせる
→1文を完成させてリピーティングする

という風にトライしてみてください。

③対象範囲を絞る

教材の全ページ・全シーンをリピーティングしようとしないでください

全てに取り組もうとして、最初でつまずいて嫌になり諦めてしまうことは案外多いです。

教材のほんの一部でも1パッセージでもいいので、リピーティングの範囲を絞って、①②に注力してみてください。

④ディクテーションからやってみる

リピーティングは、冒頭でもお話した通り、聴き取った内容と音を短期的に記憶して発声する方法です。

しかし、そもそも一言一句を聴き取ることができていない場合、短期記憶することも、発声することもできません。

よって、私がおすすめするのは

ディクテーション → リピーティング → シャドーイング

の順に勉強することです。

ディクテーションでは、聴き取った内容を書き取ります。
記憶したり同じ音で発声したりする必要がないため、聴き取ることに集中して取り組めます。

やり方はこちらで解説しています。
>ディクテーションのやり方【効果的な7ステップ】

以上が、リピーティングが難しくてできない時の解決法でした。

リピーティングをする上で注意すべきこと2つ

リピーティングをする上で注意しておきたいポイントは2つあります。

①スクリプトは基本見ずに取り組む

冒頭でスクリプトを見ないでリピーティングすることをおすすめしました。

スクリプトを見ること自体はダメではないですが、自力で文章構成を再現することや音から学ぶことが難しくなります。

・スクリプトは言わば答えです。答えが分かっていると粘り強く聴くことも難しくなります。
・文字情報を先に読んでしまうと、音で認識する力が育ちにくくなります。

リスニング・スピーキングの力を伸ばすという最終目的において、これらは重要なプロセスです。

よって、スクリプトは最終確認する程度に留めておくほうが、学習効果は高いです。

全然聴き取れなくてスクリプトを見るしかないという場合には、教材の難易度を調整する方が賢明です。

②視覚的にイメージする

リピーティングをする際は、実際にその会話が行われている状況を視覚的にイメージして行うのがベストです。

そうすることで

・意味や背景を理解しながら、会話をしているように発声できる
・実際に自分が会話で表現を使うときに、状況から表現を引き出しやすい

といった効果が得られます。

海外ドラマなどがとてもいい教材だと思うのは、まさにこの点でですね。
どういうシチュエーションで話しているのか見て分かりますし、表現をシーンから思い出せるので、実際に使う場面で有効です。

リピーティングの難しさを1つずつ克服してマスターしよう

この記事では、リピーティングが難しくてうまくできない時に実践できる解決法についてお伝えしました。

難易度の高い勉強法ですが、少しずつレベルを調整してコツコツ取り組めば効果は絶大です。

できなくてイライラしたり、辛く感じたりするかもしれません。
「今日は少しだけ長く聴き取れた!」「前は聴き取れなかったこの音がわかるようになった!」など小さな成長を感じながら、やってみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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