ディクテーションのやり方【効果的な7ステップ】

勉強法・やり方

こんにちは、どりどりです。

このブログでは、英語を独学でスラスラ話せるようになるためのノウハウを解説しています。

迷えるどり
迷えるどり

英語を話せるようになるにはディクテーションが効果的って聞いたけど、どうやってやったらいいの?

以上のような人に向けて、リスニングやスピーキングだけでなく、ライティングやリーディングにも効果があるディクテーションのやり方を解説します。

●この記事の内容
・ディクテーションの効率的なやり方とその効果
・ディクテーションをする上で注意すべきこと

当ブログの運営人であるどりどりは、TOEIC600点代からスタートし、楽しみながら英語学習をつづけ825点を取得し、留学・機関の海外インターンを経た後現在は仕事で英語を使うに至るほど英語力を伸ばしてきました。

この記事を読めば、ディクテーションの効果や具体的なやり方を知り、英語力を構成する複数の能力を軒並みレベルアップさせることができます。

私もこれでとてもレベルアップできたので、ぜひ最後までご覧ください。

ディクテーションとは

そもそもディクテーションとは、英語の音声を聴き、流れてきた英語を文字に書き起こすことです。

特徴としては、

・一語一句書き起こすので、集中して英語を聴く必要がある
・一回で全て聴き取れなくても、繰り返し同じところを聴いて書き取る

といったことが挙げられます。

ディクテーションで期待できる効果4つ

最大のメリットは、リスニング・スピーキング・ライティング・リーディング・ボキャブラリーなどの英語に必須の能力がバランスよく向上することです。

以下、具体的に解説しますね。

①聞き取れる音が増える

ディクテーションをすることで、リスニング力が上がります

本などで勉強する場合、文字(アルファベット)と意味がリンクしますが、音(どう聞こえるか)と意味がリンクしていないことが多いです。

どういうことか、経験からお話します。

You tend to bury all your feelings.
きみは自分の感情を抑えようとしがちだ。

これを音声で聴いたとき、私はbury(〜を埋める、覆う)と認識できず、veryに聴こえていました。スペルから勝手に音を連想して間違った音でburyを覚えていたのです。これでは聴き取れないですよね。

ディクテーションをすると、<正しい音>と、<意味>をリンクできます。

するとリスニング力は自ずと向上することになります。

②発音がよくなる

間違った音で表現を認知していると、自分が発音する時も間違って発音してしまいます。

①でお話したように、正しく音と意味をリンクさせられていることは、正しい音で自身が発音することにつながります。

よってスピーキング力にも効果があります。

③文章構成力が上がる

頭の中で、単語や表現を構成することが容易になります。

具体的に言うと、このようなイメージです。

日本語と英語は語順も表現の仕方も異なるため、図の矢印の、表現構成にハードルを感じる方が多いです。しかしディクテーションをくり返すと、

語順や表現のチャンク(かたまり)をたくさん聴く
→くり返すうちに構成に慣れ、覚え、自分の中で再現できるようになる

構成力が上がると、ライティングやリーディングといったスキルまで上がります。

④表現の幅が広がる

たくさんの英語をディクテーションすることで、頻繁に使われる単語や表現を学ぶことができます。

単語帳や表現集から学ぶのもいいですが、ディクテーションは実際の会話の中で聞いた生の表現なので、記憶に定着させやすいです。

ディクテーションの教材

ディクテーションをする英語教材に関しては、

①リスニング用の教材・学習アプリ
②海外ドラマや映画
③好きな洋楽

など、基本的には何でも大丈夫です。私は楽しいので②で行うことが多いです。

それでは、具体的なやり方を解説します。

ディクテーションのやり方(7ステップ)

①シーンを選定する

「自分が英語を話す時に使う場面がありそうか」という視点でシーンを切り取ってディクテーションしましょう。

教材やドラマの全てのシーンをディクテーションしようとするのはおすすめしません。
全てを100%聴き取ろうとすると、難しく挫折してしまうことがあるので要注意です。

②聴いて、紙に書き起こす

文章全体を書き起こすように努めてください。

部分的にしか聴き取れないことが大半かと思いますので、1,2回ではなく5回〜10回くらいはくり返し聴きます。

ここで重要なのが

・聴こえてきた単語を知らない・スペルも分からない状態であっても、そのまま書きとる
・くり返し聴くときは、分からないところを部分的にでもクリアにするイメージで聴く

が挙げられます。

③ググってみる

知らない単語や表現が出てきたら、Googleで検索してみます。具体的には、

日本語字幕や教材の前後の文章から類推される意味+勘で当てはめたスペル

で検索してみます。

例えば、

「ユーティライズ」と聴こえた
→シーン的には、どうやら「うまく使う」的な意味っぽい
→「utirize 活用する」などと検索
→もしかしたらで、utilize と表示される
→utilizeという単語もマスターし、自分がrとlの発音を聴き分けれていないこともわかる

というような具合です。

時間はかかりますが、自分で壁にぶち当たって調べる分、より記憶に残ります。

④聴き取った英文を見直す

聴き取った英文が、文章として成立しているか見直します。

文法をチェックすると、自分が聴き取れていなかった部分に気づくことがあります。

例えば先ほどの表現、

I believe that you people been under utilize. と書き取った
→文法的に動詞がbeenなのもunder+動詞なのもおかしい
→きっとpeople has been under-utilizedだろう
(過去完了+受身)

音としては抜け落ちて聴き取れないものも、推測して学んでいくことが大切です。

⑤スクリプトがある場合は見て聴き直す

スクリプトがないドラマや映画でディクテーションをしている場合は、読み飛ばしてください。
③をしっかりやっていれば、スクリプトはそこまで重視しなくてもOKかと思います。

しかし、全然聞き取れなかった場合は、しっかりスクリプトを見てから聴き直しましょう。

⑥10回自分で発音する

ディクテーションした文章を最低10回は発声します。

この時大切なのは、

・自分の頭の中で文章を構築しながら発声する
・状況と意味をイメージしながら発声する

ことです。

音を知っていることと、口に出して使いたい場面で使えることは別です。
実際に使うタイミングで使えるように、しっかり音と構造を意識して発声しましょう。

⑦夜に、お風呂かベッドの中で発音する

時間をあけて復習することは、極めて重要です。

しかし、復習といってもがっちり構える必要はありません。

1日を終えてリラックスしているお風呂タイムやベッドで眠りにつく時に、今日ディクテーションした文章を2つでも3つでもいいので、何も見ずに発音してみてください。

なかなか思い出せないこともあると思います。

でもガッカリしないでください。次に同じ表現が出てきた時に、「前にディクテーションした表現だな」と思えるようになった、というくらいでOKです。

悟ったどり
悟ったどり

人間は忘れる生き物。

忘れることも受け入れると、継続して勉強していけるねんな!

ディクテーションで注意すべきこと2つ

以上がディクテーションの具体的なやり方でした。

やっていく中で注意すべきは、以下2つです。

①聞き取れずに諦めてしまう

1,2回聴いて、何も聴き取れなかった場合、聴き取ることを諦めてしまうことがあります。

初めから聴き取る力があれば、もはやディクテーションをする必要はありません。

聴き取れないものをくり返し聴く
→部分的に聴こえるようになっていく
→部分が積み重なり全体が聞き取れるようになる

このプロセスを意識してください。
最初は聴き取れないことも受け入れてトライしましょう。
何回聴いても聴き取れない場合は、教材のレベルを変えるなどして継続できるようにしましょう。

②完璧を求めすぎてしまう

完璧に聞き取れることを目指してディクテーションを続けるのもNGです。

いつまでも同じ表現で聞き取れずスタックしていると、モチベーションが下がってしまいます。
是非聴き取れないところだけでなく、聴き取れたところにもフォーカスしてみてください。

ディクテーションと並行してやること

ディクテーションと並行して、伸ばしているリスニング力や文章の構成力、表現力を実際に会話で使っていくことをお勧めします。

使うことで、より成長が実感でき、さらに継続し精度を上げていけるので好循環が生まれます。
この好循環によって学習を継続していくことができます。

普段英語を話す機会があまりないという人は、オンライン英会話などが便利です。

ディクテーションをマスターして英語力を飛躍的に伸ばそう

この記事では、ディクテーションのメリットと、具体的なやり方について解説しました。

最初は聞き取れないことへのストレスも感じるかもしれませんが、くり返しやっていくと必ず効果を実感できる学習法です。

ぜひマスターして英語力を底上げしてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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